当法人の運営する介護老人保健施設『兵庫みどり苑』が、平成27年8月より「在宅強化型」の施設となりました。
在宅強化型老健となるための基準として、
・在宅復帰率50%超
・ベッド回転率10%以上
・要介護度4または5の利用者が35%以上
という3つの基準が設けられていますが、当老健では8月よりこの基準をクリアいたしました。
介護老人保健施設(以下、老健)は、3種類の介護保険施設(老健、特養、療養型医療施設)の中でも、「要介護高齢者に介護や機能訓練(リハビリ)等を提供することによって在宅復帰を目指す施設」という位置付けです。ただし、高齢者を在宅復帰していただければそれで終わりということでは決してなく、在宅復帰後もデイケアやデイサービス、あるいは適切に老健や特養のショート(短期入所)を利用されながらその地域の中で安心して暮らしていくお手伝いをすることが重要です。住み慣れた自宅や地域で暮らし続けられるように、「医療・介護・介護予防・生活支援・住まい」の五つのサービスを、一体的に受けられる支援体制(これは厚労省が推進している「地域包括ケアシステム」そのものです)の中心となることを目指して、当法人としても努力していく所存です。